*歌いながら*~続・乳がん闘病記~

2011年6月10日に、乳がんの告知を受けました。このブログは、乳がんの手術を受ける直前から受けた時、その後の闘病記です。 前ブログ→http://singinginthesun.seesaa.net/

カテゴリ: 手術

8月1日の早朝、現在住んでいる柏から、電車と電車と新幹線を、
乗り継いで乗り継いで、浜松駅までがたんごとんと。
途中、電車がちょっぴり遅れるアクシデントがあって、焦りましたが、
無事に浜松駅で、車で来てくれた彼氏と合流し、浜松医療センターまで。
住んでいた時も、通ったことがない道を通り(笑)、到着しました。

今回、付き添いは彼だけにお願いしました。
これは、彼が申し出てくれたことなのですが。
父でも母でも、柏から浜松まで付き添うとなると、時間もお金もかかるし、
近くに行くから、結局、顔を見たくなるのだから、付き添いは彼に、
お願いしようとなったのです。

という訳で、千葉名産の手土産の「落下生のお菓子」を、バッグに隠し持って、
東京駅までは、1時間ほど、立ったまま電車に乗っていたのですが。
眠気と闘いつつ、新幹線でびゅーんと浜松に行きましたよ。

時間より早く着いて、腹ごしらえをして、乳腺外科の受付で同意書を書き、
そのまま手術室前の受付へ行って、受付をしてもらいました。
彼と一緒に、待合室で待っている時、彼の方が不安そうで、
「痛いのかなぁ」とか「怖くない?」とか言っていました。
私は結構、平然としてたと言うか、彼のおかげで怖くなかったですが。

時間よりちょびっと早く呼ばれて、手術着に着替え、手術室へ。
色々器具を付けてもらって、執刀医のT医師が、入って来ました。
T医師が、乳がんを摘出した後を見て、 「綺麗になってるね」と言うので、
「先生がして下さったんですよー」と言ったら、すかさず看護師さんが、
「先生、自画自賛ですか!」と、鋭いツッコミを!(笑)
でもおかげで、和やかにリラックスして、手術を受けることができました。 

大きいポートが入ってたらしく、途中で引っ張られる感覚が。
でも、その後は傷を縫合しているのが分かったので、「抜けたんだー」と、
何だか感慨深い感じがしました。
ロキソニンと、胃薬を出して頂いて、手術は終了しました。

T医師から「そのまま千葉に帰るなら、1時間休んで行ってね」と、
指示があった(麻酔の関係で、気分が悪くなったりしないように)ので、
外来の処置室で、1時間過ごしました。

彼のことが、すっかり家族だと思い込まれてたので、ちょっと面倒に。
でも、彼が上手く立ち回ってくれたので、助かりました。
薬局にも、彼が行ってくれたので、手間が省けました。

その後、小腹が減る時間だったので、イオン市野まで行って、
サーティワンアイスを、二人で味わってきました。
この日は、焼津にホテルを取っていたので、 「ホテルに向かおうか」と、
イオンを出たところで、浜松駅に用事があったことを思い出し、
急いで取って返して、駅で「和紙タオル」を仕入れてから、
焼津に向かいました。

さかなセンターで、いくら丼を食べさせてもらいましたよ!
美味しいいくら丼でした♪

ホテルに帰って、痛み止めを飲んで、早めに休みました。
朝が早かったので、いつ寝たのか、分からないくらいでした。

ポートの抜去手術を、8月1日にしてもらうことになりました。
一応、本決まりです。(`・ω・´)

ハーセプチン+抗がん剤の頃から、すごくすごくお世話になった、
右鎖骨下のポートと、いよいよお別れです。 
嬉しいような、寂しいような、何だか変な気分ですが、
鎖骨の下のぐりぐりがなくなると思うと、やっぱり嬉しいような。

当日の付き添いは、彼がしてくれることになりました。
父と母と三人で、家族会議を開き、更に彼が「付き添うよ」と、
言ってくれたことを両親に話したところ、「お言葉に甘えようか」と。
「お仕事を休んでまで」とは言っていたけれど、結局は、
会いに行きたいと思うのだから、いっそのこと付き添ってもらおうと。
彼にそう言うと、快諾してくれました。

手術自体は、入れたところの傷を開いて、抜くことになるので、
傷は一つで済むんだそうです。
あとは、テープを貼ってもらって、T医師に何日お風呂を我慢するか、
痛み止めはどういう風に飲むかを、 確認するだけだそうです。
最初、「消毒はそちらの医師にお願い」と言われていたのですが、 
テープが自然にはがれてくるのを、待ってるだけでいいみたいです。

ちょびっと痛い思いしますけど、ぐりぐりとサヨナラできるので、
今からちょっとだけ、楽しみな気がします。 

私が手術を受けたのが、11日でした。
大切なメル友さんは、18日だったのです。
そして、大切なブロ友さんが受けるのが、明日だそうで。
何だか、不思議な縁を感じるのは、私だけでしょうか?(*´∀`)

私が告知を受け、ブログを始めた頃には、余りこういった、
経験を残しているブログを、見る気になれなかったのです。
怖かったのですよね、事実に触れるのが……。
抗がん剤で体調が優れないとか、髪の毛が抜けるとか、
爪が浮くとか……それこそ、手術で胸を全部失うとか……。
怖くて怖くて、手に汗を滲ませていました。

でも、メル友さんも、ブロ友さんも、不思議な縁で、
この私のブログに辿り着いて下さって、コンタクトを取って下さって。
「縁」ってホント、不思議だなぁと思うと共に、嬉しかったです。(*´∀`)

傷の調子は、結構良いと思います。
痛みもなくなってきましたし、腕もそこそこ上がるようになっています。
テープを貼っているので、傷跡も綺麗に保てていますし。
腕側のリンパが、流れが余り良くないのか、痛む時がありますが、
それ以外に気になることは……ないような気がします。(;・∀・)

あ、アリミデックスがなくなりそうなのを、連絡しないと……。

そうそう、髪の毛がですね、生えてきましたよ。
パクリタキセルが終わって、2~3週間した頃に頭皮が痛くなり、
でも何もでき物とかも出来ていなくて、「変だなー」と思っていたら、
何日か後に、ぷつぷつと黒い何かが、後頭部に出来はじめ、
気付いた時には、ほわりほわりと産毛が生えてきていました。(*´∀`)

今、人生で初めての坊主ですよ!(;´Д`)

でも、女性が坊主になれるのって、滅多にないことなので、
それはそれで、楽しんでいます。(*´∀`)
やわらかーい髪の毛が、5ミリくらい伸びてきています♪

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思っていたよりもずっとずっと、負担だったのだなーと、
手術が終わって10日が経過した、今日になって思いました。

何って、眠くて眠くて堪らないんです。(;・∀・)

疲れたんだなーとか、緊張したーとか、余り気にしてなかったけど、
彼に「よく寝なさい」と促されたところで、「あ、疲れたんだ」と。
「冬眠か?」と思うくらい、眠いのは勘弁して欲しいですが、
しばらくは惰眠を貪ろうかなと、思っています。(;´Д`)

***

実は、うーんとうーんと小さい頃、そけいヘルニアで入院し、
全身麻酔で手術したことがあったのです。
けれど、それって記憶の中では、麻酔が「痛いよー!」って、
大声で泣きながら、暴れながら手術室に運ばれて、
「チューリップの匂いだよー」ってマスクを付けられたって記憶で、
痛いとか辛いとか苦しいとか悲しいとか、小さいから分かんなくて。

いや、気付いたら個室にいましたけどね?(;´∀`)

大人になって、記憶や判断力があって、「何かを失う」ってことが、
どれだけ大きいことなのか、ってのが、分かっての手術と、
小さくて記憶もあやふやな手術って、全然違うと思うのですよ。

しかも、そけいヘルニアって、「失う」方の手術じゃないですし。

「乳がん」の手術は、「失う」のが殆どだと思うのですが、
ホントねー、私は色々と運が良いのだなと、思います。
主治医は腫瘍学の権威、執刀医は乳腺外科の部長ですから。
主治医のいる病院までは、徒歩5分かな?
執刀医が、時々主治医の病院まで来て、乳腺科で診察していて、
最初のエコー→マンモグラフィ→細胞診→針生検まで、
全部、主治医の病院でしてもらいました。
MRIだけ、執刀医のいる大病院でしてもらいましたが。

だから、私は術前化学療法を受け、腫瘍自体を小さくしてから、
手術を受けることが出来たのですよね。

手術した痕も、本当に「あれ?」って思うほど、何というか、
思ったほど「へこんでない」ですしね。
妹が、「抉れたような傷になったらどうしよう」と言っていたけど、
腫瘍が小さくなっていたのと、私の胸のボリュームがあったのとで、
切り取った組織は5センチ大だったのに、殆ど分かりません。
「あ、傷がある」くらいなもんです。

勿論、腫瘍の大きさや、かかっている医師の方針などで、
手術の傷の大小など、違ってくるものだとは、思います。
でも、私はやっぱり運が良くて、沢山の人に守られて、
祈ってもらい、また、励まされて進んでこられたのだなと思うと、
これは「新しい自分、カモーン!」と、思っても良いよね、と。

まだ、病理の結果が出ていませんが、もうココまで来たら、
何でもばっちこーいですよ!

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昨日は、外来で診察を受けました。
待ち時間長くて、めっちゃ疲れました……。

透明なテープを張り替えてもらって、じんわり麻痺みたいな、
感覚が鈍いことを、執刀医に伝えました。

あと、これ気のせいなのだと思ってたのですが、
何となく、ずーっと気持ち悪いというか、気分が悪いというか、
何だかよく分からないけど、吐き気みたいなのがあって、
聞いてみたら、「まだ術後1週間ですから、麻酔などの、
お薬の影響は、抜けきらないと思います」とのことでした。

「腕は動かせる?」と聞かれたので、「うっかりバンザイして、
Tシャツとか脱いでしまいます」と言ったら、笑われました……orz

検査のことなのですが、HER2とかホルモンとかの検査も、
取った組織からして頂けるそうです。
……一瞬、「また針生検とかやるの?」と思って、ビビりました。
脅かさないで下さいよー。(TдT)

次は、土曜に主治医のところで、検査結果を聞きます。

もう、お風呂もちゃっぷり入って良いと言われたので、
昨夜は、久しぶりに湯船に浸かって、「あー」って言いました。(*´∀`)

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