こんにちは、皆さま。
既にあまり情報が更新されなくなって、ご覧になって下さる方も少ないので、この記事は書くのをためらったのですが、記録なので残しておこうと思います。

昨年12月、「生理が復活!」したことは、この前の記事で触れているのですが、回を重ねるごとに経血の量が増えて来まして、若い頃にもそんなことはなかったのに「ナプキン+タンポンのダブル使い」という布陣でないと、夜が越せないという事態に陥りました。
若い頃も量の多いタイプだったのですが、タンポンが痛いのもあって使用していなかったので、「この歳になってダブル使い?!」とも思ったのですが。
それで、前回の生理の時に生理痛がかなり重かったことと、量が多くて、「経血」というよりももっとさらさらしていて鮮やかな状態だったので、「何だろう……」と思い、子宮がん検診をいつもしてもらっている婦人科に予約を入れ、診察してもらいました。

生理中だったので、エコーと採血をしてもらって、子宮と卵巣の状態は問題なかったのですが、9日に採決の結果を聞きに行ったら、「無排卵周期症」だということを、告げられました。
以下は、Wikipediaからの引用です。
無排卵月経(むはいらんげっけい、Anovulatory cycle)は、月経の周期内に排卵が伴っていない状態。頻発月経、希発月経、過多月経、過長月経、過少月経、過短月経を主訴とし、月経血は消退出血ではなく、破綻出血によるものになるため、1週間以上だらだらと続く出血となることも多い。無排卵月周期症状とも呼ばれる。
概要
無排卵月経はエストロゲンの分泌不足によりLHサージが生じないことにより起こる。LHサージが起こらないため、排卵を伴わない。月経があるため、気づきにくい不妊症の原因となる。月経血の種類は消退出血ではなく、破綻出血のため、だらだらと続く少量の出血が特徴である(後述)。
消退出血・破綻出血
通常の月経では子宮内膜の機能層が増殖し、機能層を維持するらせん動脈が切れ出血する。これを消退出血と呼ぶ。無排卵月経では子宮の機能層が十分に発育しないため、らせん動脈は切れず、細胞のアポトーシスにより機能層が破綻する。これを破綻出血と呼ぶ。破綻出血の場合はすべての機能層が一度に剥がれ落ちるわけではないので、少量の出血がだらだらと続く状態となる。
と言う訳で、wikiによると私は「ストレス過多・体重過多・更年期症状による無排卵月経」で、タイプとしては「破綻出血」の方です。
「低用量ピルで女性ホルモンを補って、排卵を促すことも出来るけれど、乳がんキャリアであることを考えると、再発リスクが上がるのでお勧め出来ない」ということと、「かと言って、止めてしまうと更年期症状のリスクも上がるので、お勧め出来ない」ということを言われました。

結果、「桂枝茯苓丸料」という漢方を、一日三回、食前に試してみることになりました。

この漢方、ものすごく苦い上に、溶けないし口の中で沈んじゃって集まりにくいしで、飲み込みにくいことこの上ないのですけども!
PMS(月経前症候群)もあるので、緩和されたらいいなーと思っています。

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私は、自分が子どもを授かれないことが生まれる前から決まっていたことだと、知っていました。
小さい頃にはそれを知っていましたし、実際に「子ども産みたい」と思ったことは一切なく、逆に「子ども産むの?! (胎動とか色々)怖い!」とまで思っていました。
甥っ子たちは可愛いですし、よそのお子さんでも、話を聞いたりにこにこしたりしてるのを見るのも大好きですけど、それは自分の身に起こることでないことだから、余計に喜ばしく感じるのかも知れません。
でも、知ってることと受け入れることは、違ったみたいです。
台風のせいか、精神的に低空飛行だからか分かりませんけど、「知っていたのに喪失感を感じる」という、ちょっと意味の分からないことになっています。
逆に言えば、「私も女だったんだ!?」みたいな感じでもあるのですけど。
子孫を残すことは、本能ですからね。

授かれないし、産むこともないと知っていたけど、やっぱりちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、「淡い望み」みたいなものがあったみたいです。
その「淡い望み」みたいなものが、大事に抱いていたものが、空に飛んで行ってしまったみたいな気持ちがしていて、少し、説明出来ない気持ちになっています。
言語化出来るとしたら、「喪失感」が一番近い言葉なのだと思います。

でも、もしその「淡い望み」みたいなものが飛んで行ってしまったのなら、今、赤ちゃんを授かりたくて毎日毎日祈っている誰かのところに、分配されると良いなと思います。
「望み」は、どんなに小さなものでも「光」なので、祈っている人たちのところにほんの少しでも、役立ってくれたらいいなって、思います。

私が大事に抱えていた「淡い望み」という「光」の粒が、この世界に降り注ぎますように……。